第231章 結託して悪事を働く

井上颯人の脳裏に、とっさに妙案が浮かんだ。

何より重要なのは、以前耳にした長田海渡に関するある噂だ。

聞くところによると、この男は単なる女好きではない。身体に障害を持つ美しい女を弄ぶという、特殊な性癖の持ち主だというのだ。

とりわけ、冷ややかで気高い女を好むらしい。

これぞまさに、天の助けではないか!

井上颯人は冷笑を浮かべると、シャンパンを手に自ら歩み寄った。

「長田さん、お久しぶりです。今日はパーティーにいらしていたんですね」

長田海渡は彼を一瞥し、シャンパンを受け取ると、ぞんざいな口調で答えた。

「ああ、久しぶりだな」

その視線は、相変わらず化粧室の方角を頻繁に窺って...

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